恵那くらしビジネスサポートセンター

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移住について

移住者の声

サムさん&飯田さん(東野)

移住者プロフィール

Sam Ariam(サム アリアム)さん・飯田 千昌(いいだ ちあき)さん(東野)

ご主人のSamさんは1971年生まれ。カナダ・ハミルトン市出身。奥様の千昌さんは愛知県名古屋市出身。現在は恵那市東野に在住。お二人はカナダ西海岸にあるビクトリア大学在学中に知り合い、ご結婚。数年前に日本に帰国して、奥様の実家がある名古屋に近い岐阜で、自然豊かでリラックスして田舎暮らし出来る場所を探していたところ、偶然、恵那市東野に築80年以上の古民家を発見。2012年に恵那市大井町のアパートに仮住まいを設け、ご夫婦で約4年の歳月を掛け、土日、休日の空いた時間を使って、古民家をリフォーム。2016年、春から晴れて東野での生活を開始。

(Q)恵那に移住したきっかけは何ですか?

(A)出身は愛知県名古屋市です。そこで生まれ育ち、ずっと生活していましたが、後にカナダ西海岸にあるビクトリア大学へ留学しました。大学卒業前の最後のサマークラスで、現在の夫であるSamと同じクラスになり、その後、大学院の時に学生結婚しました。卒業後、そのままビクトリアに留まって、ESL(English as a Second Languageの略。英語を母語としない外国人の方々の英語学習をサポートするクラス)を運営する学校で事務や営業の仕事をしました。夫も元々、物作りが大好きで、自営業をやりつつ、レース車のカスタム、コンピューターの組み立てなど多岐に渡って仕事をしていました。合計で約10年位、カナダに住んでいたのですが、私が段々、海外生活に疲れて嫌になってしまい・・・(笑)、先に名古屋の実家に帰国することになりました。夫も半年後に日本に帰国して、名古屋で二人で暮らす事になりました。名古屋では私は翻訳や通訳の事務の仕事に就いて、夫もALT(Assistant Language Teacherの略。日本の学校で外国語授業を補助する外国語指導助手)の仕事をやっていたのですが、元々、夫はナイアガラの滝にも近いカナダ・ハミルトンで生まれ育ち、学生時代を過ごした自然豊かなビクトリアでの生活にも慣れていたので、日本の都会暮らしに段々疲れ果ててしまいました。丁度、そんな時に新潟県の長岡市でALTの仕事が見つかって単身赴任することになりました。私は名古屋で仕事をしていたので、土日や休日を利用して、夫がいる新潟に何度も訪問したのですが、新潟は環境が良いのは勿論、魚が安くて美味しい事が大変気に入りまして、二人で“新潟に住もうか?”ということになりました。そして新潟で物件を探すことになったのですが、実際に物件を購入する際に、銀行からの借り入れを検討する必要があって、銀行に相談をしたのですが、私は名古屋で仕事をしていた関係上、新潟での物件購入は住宅ローンの借り入れで問題ありということで、新潟への移住は断念することになってしまいました。以前は仙台や北海道もいいなぁと思いましたが、東海圏ならば、住宅ローン借り入れは問題ないということで、“じゃあ岐阜で探そう!”という事になりました。

※阿木川ダムによって形成された景観豊かな阿木川湖。東野から僅か数分の距離で恵那市民の憩いの場となっている。

 

まずは岐阜県の木曽川沿いに色々な場所を見に行きました。私も夫もDIY(Do It Yourselfの略。専門業者でない人が自分で何かを作ったり、修繕したりすること)で古民家やログハウスを自分で改良して作り込んで、そこに住みたいという希望もありましたので、古い中古物件を見に行った際には、“どういう木が使用されているか?”という部分を注意深く見ましたね。そんな時、たまたま不動産物件情報サイトで岐阜県恵那市東野にある築80年以上の古民家が掲載されていて、早速、見に行きました。その古民家は私達がポイントとしていた、“大きな木を使っている物件”で、一気に気に入ったのもそうですが、ここから見る景色は見晴らしも良くて、山に囲まれ、自然もいっぱいあるし、市街地にも近く、私達が住んでいたビクトリアに似ていて凄く環境が良いと感じました。その日、近くにある阿木川湖や、恵那市と中津川市にまたがる県立公園にある小さな湖に行ったのですが、ここも凄く良い所だと感じました。運命の出会いといいましょうか?恵那が一気に気に入って、その日のうちに物件の契約をすることにしました。

※リフォームされた恵那市東野の築80年以上の古民家。

その古民家は直ぐに住める状態ではなかったので、とりあえず2012年4月頃に恵那市大井町に仮住まいとして狭いアパートを借りて、土日、休日の空いた時間を使って、二人でじっくりと古民家をリフォームしていきました。購入した古民家は10年くらい誰も住んでいない状態で、その段階でかなり状態が悪く、建て増し建て増しで増築された部分も多かったので、まずはオリジナルの家の状態に戻しました。いたる所に段差があったので床の高さを調節したり、壁に沿って内側に煉瓦を積み上げて壁を作ったり、天井を抜いて空間を広くしたりと・・・様々なリフォームを自分達の手で行いました。勿論、自分達で出来ない部分は地元の大工さん、電気屋さんにも手伝って貰いました。そうして約4年の歳月が流れ、ようやく住めるまでにリフォームが完了してきたので、2016年5月から晴れて東野の古民家に移り住むことになりました。

※約4年という歳月を掛けて内部も丁寧にリフォームされた。

(※1)ESL=English as a Second Languageの略。英語を母語としない外国人の方々の英語学習をサポートする、英語を第二言語(外国語)として教えるクラス。

(※2)ALT=Assistant Language Teacherの略。日本の学校で外国語授業を補助する外国語指導助手。

(※3)DIY=Do It Yourselfの略。専門業者でない人が自分で何かを作ったり、修繕したりすること。

 

(Q)恵那に住んでみてどうですか?

(A)私達が暮らしている東野は、家の周りには山が綺麗に見えて、景色も良くて、湖や川も近くにあって遊べるところも沢山ある。本当に環境が良いと思います。そして、今、週に4日程、仕事で名古屋の英会話学校に通勤しているのですが、東野からJR恵那駅のある市街地まで車で10分ほどで近いですし、スーパーやお店もあるし、町も古びてなくて綺麗だし、名古屋に比べると渋滞もない。恵那は本当に便利で、全てにおいてバランスが良いですね。そして経済的にも社会的にもポテンシャルがあると感じます。淘汰しきった都会で何かをやるよりも、こっちの方が物価も安く、何か自分でビジネスを考えている人にとっては、ビジネスチャンスがあるのではないか?とも思います。

※自宅の近くを流れる飯沼川。

今、毎日、元気いっぱいで遊んでいる小学2年生の7歳になる一人息子がいるのですが、こっちは小学校の生徒の人数が少ないので、子どもに目が行き届く環境で、先生が息子の話をよく聞いてくれます。本当に助かってます。もし都会の学校にいたら、“とんでもないことになっていたかもなぁ?(笑)”と考えると、ここに来たから受け入れて貰えた感じもします。

ご近所の方にも本当にお世話になってます。夫が外に出て畑仕事をしたり、家のリフォームをしていたときも、ご近所の方が本当に親切で、よく声を掛けてくれて、おしるこやお好み焼きとか差し入れを持ってきてくれて、親切にしてくれました。地元の事も沢山教えて貰いましたし、自治会や地域で運営するお葬式とかも、一緒に行ってくれたりもしました。学校も地元の人々も、みんなが心を包んでくれる感じがしますね。

(Q)恵那でこれからどんな生活を送りたいですか?

(A)他の地域もそうですが、恵那も人が少なくなって、町が寂しくなっていくのが嫌です。私達の家の周りも沢山の空き屋があることが分かります。本当に寂しいです。何か?そうならないようなお手伝いも是非してみたいたいです。今もこの家をリフォームしている途中ですが、地元の人々と、もっともっと仲良くなって、一緒にみんなで助け合って、私達のこの家に遊びに来てくれたらいいなぁと思ってます。

※現在進行形で家をリフォーム中。家の周りには土蔵などもあり、一部はSamさんの仕事部屋として使用されている。

夫は現在、この家を利用して、英会話教室を運営しています。地元の小中学生を中心として、大人の方も一緒に英語に触れ合う機会を提供することによって、この地域での国際交流に貢献したいと思っています。そして得意分野の車のカスタムを中心としたカークラブ(車が好きな人が集まって、車の話をする場)の運営もしていきたいと思っています。これからも趣味である釣りや家のリフォームをやりつつ、人生をエンジョイして家族でリラックスした生活を送っていきたいと思っています。実は先日、地元の方から誘われて、地歌舞伎に初めて出演しました。衣装を着たり、化粧をしたり、台詞もあって初めての体験でしたが、本当に楽しめたようです。これからも、ここに住む地元の人々と素晴らしい関係を築いて、コミュニティを作っていきたいと思っています。

※地歌舞伎「お目見得だんまり」という演目にて、四天という役を演じたSamさん。

(Q)最後に恵那に興味のある方々に一言

(A)とりあえず、“自分自身が何をやりたいのか?”明確なビジョンを持って、恵那に実際に来てみることをお薦めします。私達も同じ移住者ですので、皆さんが心配なさることや、どのような事をしたのか?、何か助言や手助けできる事があるかも知れません。実際に私達もお隣さんが他の地域から移住してきた方なので、私達の気持ちを理解してくれて、色々教えて頂きました。私達も同じように、皆さんの手助けが出来ればと思います。何かありましたら、気軽に声を掛けて下さい!!!

以下、現在、Sam Ariam(サム アリアム)さんが恵那市で行われている活動を紹介します。

・ビレッジ ムース イングリッシュ(Village Moose English)

恵那市東野にある英会話教室です。

10年以上経験のあるカナダ人講師(Samさん)がすべてのクラスを担当します。

住所:岐阜県恵那市東野143

電話番号:080-5114-2490

メール:vmoose.ena@gmail.com

Facebook:https://www.facebook.com/Village-Moose-English-1081138268660078/

入会説明会&無料体験:完全予約制 一人でも行います。

入会金:5,000円(キャンペーンはお問い合わせください。)

月謝:5,000円

大人、高校生、中学生、小学生、幼児(グループレッスン 週1回 月4回)

プライベート 週1回月4回10,000円、翻訳などはお問い合わせください。

教材費:4月~3月分 2,500円(入会時にお支払いただきます。)

テキスト代:実費 (入会時にお支払いただきます。)

・東野歌舞伎公演

東野では毎年、江戸時代から続く長い歴史を持った地歌舞伎が盛んに公演されています。地元の東野歌舞伎保存会と地元の方々、小学校の児童が地歌舞伎を熱演します。

団体名:東野歌舞伎保存会

公演日時:毎年10月最終日曜日

場所:東野小学校体育館(岐阜県恵那市東野1346)

関連サイト:東野歌舞伎公演webサイト


東野ってどこぉ~~~?

縄文時代の遺跡や、西行にまつわる伝説の史跡が多く残る歴史の町

恵那市街地の南に位置し、東に保古山、花無山などの山並みに阿木川がながれ、比較的平坦な田園地帯です。縄文時代の遺跡や、西行にまつわる伝説の史跡が多く残る歴史の町でもあります。岩村町、中津川市との境は山がちで、阿木川ダムや根の上高原の観光地を擁しています。

【根の上高原】

恵那市と中津川市の両市にまたがる県立公園で、岐阜県唯一の国民休養地であります。自然豊かな花木に溢れた保古の湖周遊道やキャンプ場、マレットゴルフ場のほか軽スポーツのできる多目的グランド、宿泊施設などがあり、老若男女を問わず四季を通じて楽しめる林間天空の楽園であります。

恵那移住物語

“移住実践者の声”を、更に広く恵那市内に在住の方々、恵那市に移住・定住を希望する方々に、容易にご覧頂けるように、“恵那移住物語/MEET THE NEW ME”として再編集し、冊子化いたしました。

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