初めの出会いは名古屋市での合同企業説明会。そこにオーダーメイドの大型テントを手がける株式会社シノダックはブース出展していた。「そこで話をしたのがきっかけです。社長と常務がいたのですが、とっても親しみやすくフレンドリーに接してくれました。」

元々保育士を目指していた田口さんには製造業のシノダックは全くの別世界。社長から「すぐにでも見学に来い」と言われ見知らぬ土地「恵那市」のシノダックの門を叩いた。
「初めて行った日は納品後で工場に何もなかったんですよね。ただ説明会での社長や常務の印象どおり先輩方もとっても話しやすくて会社全体がアットホームな感じだったのでここへ就職しようと決めました。」
人と話しをするのが好きな田口さんにとって、シノダックの雰囲気は心の琴線に触れた。意を決して自分が生まれ育った愛知県から単身就職することとなる。
平成２９年４月に入社し、縫製部に所属。当然ながら仕事を始めた当初は、１から１０まで教えを乞う日々が続く。心が折れそうになったこともしばしばだったとのこと。
ただ仕事も少しずつ覚え、慣れていくに連れ自分なりの工夫ができるようになり、自信も生まれてくる。若さ故に先輩と意見がぶつかることもあるが、先輩たちはそんな田口さんの考えを受け止めてくれた。
「自分が作ったものが製品として納品されるのはやっぱうれしいですよ。不謹慎かもしれないですが、冗談が絶えない職場だし人情味のある人ばっかで楽しく仕事が出来ています。元々都会が苦手なこともありましたが、知らない人にあいさつができる恵那市の雰囲気も好きですし、人が温かいシノダックに就職してよかったです。」

笑顔で語ってくれた田口さんは義理や人情に熱い好青年。職人としての技術は恵那市で過ごす時間と共に積み重なる。

株式会社シノダックのホームページは「こちら」